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恐怖が走る、背筋に路線に。 [日常]

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photo credit: Arnd Gräfe Mikado via photopin (license)
こんにちは、泣語家の泣石家 霊照です。
銚子電鉄のお化け屋敷電車「2018「傀儡子(くぐつ)の呪い人形」が8月26日まで運行中です。第4弾となる今回のミッションは「濡れ人形を供養」すること。そうなんです。この列車の面白いところは、車両内で怪奇現象が起きるというだけでなく、自分から能動的に行動してミッションクリアが求められているところなんです。

今回もお馴染みのお化け屋敷制作の老舗「丸山工芸社」と、怪奇現象評論家でお馴染みの山口敏太郎氏のタートルカンパニー、そして、我らが涙活プロデューサー寺井広樹のもう一つの顔、怪談蒐集家 寺井広樹が制作に名を連ねています。これだけオールスターが揃えば怖くないわけがないですね。

一部の演出では地元の大学生がお化け役としてお手伝いをしているとか。そんな、地域の後押しを受けて運営しているところも魅力の一つです。そもそもこの6.4kmのローカル線、銚子電鉄は赤字経営…。何とかしてお客さんを呼び込もうとあれやこれやとアイディアを出しては実施して話題を作っています。

2006年のヒット商品「ぬれ煎餅」もその一つ。今では10年以上の名物になって久しいですが、今回このタイミングで「まずい棒」を販売開始。味がまずいのではなく、「経営がこのままだとまずい!」という自虐ネタでのネーミングだそうです。こちらも、寺井氏が考案。うまい棒のやおきんさんにも許可取りの電話をかけたとかかけてないとか(笑)行動力がすごい。

まずい棒はコーンポタージュ味で美味しいとか。さらにぬれ煎餅と一緒に食べれば、「焼きもろこし」になると、合わせ技での PR術もさすがです。こういったアイディアと努力が、本業の路線運行での経営黒字化に繋がって欲しいと願っています。駅は人も物も集まる場所。絶対に隆盛の可能性はあるはずです。

今年の夏は、まずい棒を齧って、恐怖体験はいかがでしょうか?

●お化け屋敷列車の詳細はこちら
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ギャンブル漫画の鬼才の尽きないアイディア。 [日常]

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こんにちは、泣語家の泣石家 霊照です。
福本伸行さんの漫画と言えば、代表作「賭博黙示録カイジ」。複数シリーズが続いている押しも押されぬ名作です。他にもアカギ〜闇に降り立った天才〜や天〜天和通りの快男児〜などの麻雀を題材にしたものから、無頼伝 涯、最強伝説 黒澤などちょっと変わった人物者、金と銀という裏社会ものまで実に幅広いジャンルの作品を生み出しています。金と銀のドラマは池松壮亮さん、リリーフランキーさん主演でドラマ化、そして以前本ブログでもご紹介したのが、今ドラマ放映中の「賭博覇王伝 零」です。

17歳の超天才青年の宇海 零(ゼロ)が、個人資産3兆円の大富豪 財前無量の代打ちギャンブラー選抜にひょんなことから参加することで始まるストーリーです。ここで登場するギャンブルは、ギャンブルというよりは、命を張った心理戦、謎解きという要素が強く、解説も数学の公式が登場したり、論理的な思考だったりと正直「頭が痛くなる…」のですが、驚きと発見が僕にとっては多数あった作品でした。数学勉強し直そうかなとすら思いましたよ。あ、ちなみに少年漫画マカジンに掲載なので暴力がマイルドですね本作は。

第一部は全8巻。僕は現在1部を読了したのですが、このラストがあまりにもヒド○…第二部の「ギャン鬼編」に期待しているところです。ネットの情報では第二部が打ち切り休載とも書かれていて、それから先は進んでいないようなので、スッキリしない終わり方なんだろうなあと不安もありつつ楽しみです。福本さんの想像力と思考力は本当に凄まじいですね。どういう経験と勉強をしていけばあんなストーリーが考え付くのだろうか。ご本人も学生時代ギャンブル相当強かったみたいですね。

いっそ福本さんご自身の自伝を漫画で読みたいと思ってしまいました。


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真夏の夕飯タイムに、スパイス効いた笑いはいかが? [日常]

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こんにちは、泣語家の泣石家 霊照です。
春風亭正太郎さんの勉強会「正太郎の部屋」に行きました。第84回です。月1回開催とのことなので、実に7年目ということになります。すごいなあ。正太郎さんが二つ目に昇進なさったのが2009年なので、9年前。二つ目になって1年ほど経ってからの勉強会。新しい挑戦を始められたのだと勝手ながら推測いたします。そして真打を見据えて5月から始まった「正太郎百貨店」。ネーミングセンス好きです(笑)。まさに技ならぬ噺のデパートというところですね、ステージの節目節目で挑戦をする気持ち、感服つかまつります。

正太郎の部屋は勉強会ということで、ご本人も「得意ではないネタ」を敢えてセレクトするとおっしゃっています。冒頭でも「クオリティは保証しません。1000円で2~3席+ワンドリンク付きお得です」とご宣伝されています(笑)なんのなんの、抜群のクオリティで今回も大笑い乱発、ニヤリ散発。とても素敵な2時間でした。場所は副都心線西早稲田駅から徒歩5分の珈琲家庭料理aunt。店内は正直大きくはありませんが、カウンターがあって、店主も雰囲気もあたたかい会場です。壁にいくつもかかっているシリーズ絵が味があるんだよなぁ。

ワンドリンク付きなので、メニューからカシスウーロンをオーダー。ジョッキでしっかりと提供してくれます。料理もオーダーできる様子で、隣のお客さんはでっかいおにぎりをオーダーしていました。いいよなあ、おにぎりかぶりつきながら、正太郎さん最高。いや、演じている最中は食べない方がいいかな。今回のネタは、「大山詣り」と「千両みかん」。どちらも春風亭一之輔さんが演じているのを、擦り切れるほど聞いたことがある名作です。というか、今は擦り切れないですがね、テープじゃないし。若い人はわからないボケだよなあ。

大山詣りの痛快ヤンチャな熊五郎。千両みかんの小心且つ真面目な番頭さん。このキーパーソン二人が活き活きと踊る2席でございました。演じる人によって変わるプロットも面白いです。ここでこうつなげるんだ、とか、ここにこういうギャグ入れるんだとか、アレンジの差がとても勉強になります。特に後者の番頭さんは正太郎さんに聞くところによると「中間管理職の悲哀」が色濃く出ている作品とのこと。確かに、悲しい、そしてビジネスマンとして働く身としてはそういう世界がすぐ側にあるなあと気づかせてくれた作品でした。

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この度もどうもありがとうございます。
次回は8月9日です。前売りは1,000円!

●詳細はこちら
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