スポットライトは、いつ回ってくるかわからない。 [旅「アジア」]
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運転席に座るおっさんの開いた口、見開いた目。必死に左右にンドルを振っているが、滑り出したランクルは止まらない。左後輪が傾きながら泥沼へ沈み込む。ああ!なんてこったい・・・。僕らは目を疑った。だってそうだろう。たった今、必死の泥沼からの脱出劇にエールと拍手を送ったところだったのに、次は僕らが主人公になる番だなんて。おっさん、狙ってやっているんじゃないだろうな・・・。急いで車へ駆け寄ると、泥がモロに服にはねた。ぬかるみを懸命に泳ぐ僕らのマシン。とにかくなんとかしなければ。4人は汚れるのも気にせずにタイヤの周りを素手で掘り始めた。だがいくら掘っても泥が崩れていくばかり。何かを下にかませないと駄目だ。するとエドワルドがどこからか板を拾ってきた。よくやった!タイヤの下に差し込めば板を上ることができる。勢い良く地面に突き刺すと、板は拍子抜けするぐらいあっけなく地中に吸い込まれた。ぬかるみはかなり深い。
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2006-06-02 23:34
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コメント(2)
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わわわわわ。
ハイライトの一つだな。
今思い出しても笑える、マジで。
by リョウスケ (2006-06-05 23:37)
>リョウスケ
そうなんだよな!
ホント事実は小説より奇なりだよ。
おっさん元気かな〜。
同じ道をまた旅したいとすこし思った。
by 泣石家霊照 (2006-06-06 02:19)