完璧なネバーランドは、まだない。 [旅「ヨーロッパ」]
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ひったくり犯は、走行中の車を素早く避けながら、大通りを横断し路地の先へ消えた。二人も懸命に後を追ったが、追いつくのは難しいだろう。死を恐れず道路を横断する姿がそう思わせた。頭を整理していると、ナチョが口を開いた。「スペイン人はあんなことをしない。いつも犯罪はアラブ系の移民の仕業だ」。仲間がうなずいた。いろんな民族が集まると、犯罪も多くなる。これは仕方の無いことだ。物事にはいい面と、悪い面が必ず混在している。グローバル化全てが正しいとは言い切れない。昔、日本は鎖国をしていたから、他国からの侵略を受けなかったと思うのは極端だろうか。僕はボーダレスの世界を信じている。言語も肌の色も関係なく笑い合える世界は、一つの楽園のカタチだ。しかし、このような出来事を目の当たりにすると、その理想もきれいごとではないかと思えてくる。犯罪の輸入。抑えるには、一人一人が新しい隣人に興味を持ち語りかけることが重要だ。
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2005-09-27 23:50
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