ロールプレイングゲームには、ボスがいる。 [旅「アフリカ」]
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サハラ砂漠のアフマドサファリキャンプへ着いたときは、日が落ちてから一時間以上経っていた。街から乗ってきたベテランのランクルは、すぐに新しい客を求めて走り去った。奥へ進むと、メインロッジに麦わら帽子の若い東洋人と、恰幅のいいエジプト人が食事をしていた。「オーナーはいますか?」と尋ねると、「俺がオーナーだ、ようこそ!」と恰幅のいい男エジプト訛の英語で答えた。オーナーは名をアシュラと言った。窓1つ無い蒸し風呂のような石造りの部屋に通される。ベッドは3つあり、1泊1人20E£。蚊取り線香をたいて、荷物を置いたところで、オーナーは、キャンプで申し込める砂漠ツアーの素晴らしさを熱弁し始めた。1泊コースでUS150ドルと語るツアーの相場はUS90ドルだ。ここでもか。旅と交渉は家族だ。笑顔、おどし、泣き落とし、すかし様々なテクニックを駆使するゲーム。今回のボスは笑い、怒り、悲しみの3つ顔を持つアシュラだ。
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2005-08-12 00:44
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