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200巻に込められた、仕事をする上での本質というダイヤモンド。 [日常]

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こんにちは、泣語家の泣石家 霊照です。国民的漫画こちら葛飾区亀有公園前派出所の作者「秋本治」先生の著書「秋本治の仕事術」を読みました。漫画家という職業の枠に囚われない、生きた職業人としての至言に満ちた良書でした、やっぱり秋本先生はすごい。荒木飛呂彦先生と並んで大好きな先生なんですが、何と言っても単独の漫画本で200巻まで発行してギネスに載っていますからね、40年間も描き続けたスケジュール管理能力と自己管理能力半端ないですね、本当にリスペクトします。この本にはそんな巨匠の「一つのことを続けてこられた秘訣」が余すことなく記されています。いやあ、読んで納得ですよ、ええ。僕とこち亀の出会いは小学校の4年生でした。友達が家を掃除するからと言って、なんか60巻ぐらいまでドーンとくれたのが始まりでした。それまでウチにこち亀は2冊しかなく、僕が62巻、弟が64巻という訳の分からない最悪な買い方をしていたのですが、その友達がくれたことによって初めて「漫画がズラリ揃う快感」を覚えました。それから、貪るように読みました、こち亀を。

大人になって振り返ると、あの頃の面白いネタや遊びからちょっと背伸びした大人の遊びまで、全部こち亀が教えてくれたと思います。その際たるものは花札と麻雀。初期のこち亀はハードボイルド色が強く、バイオレンスポリスの色濃い両津勘吉巡査長が暴れまわるネタが多く、よく派出所でギャンブルに興じる姿が描かれていました。「きたか蝶さん待ってたほい!」という掛け声など、花札の役柄までしっかりと描かれており、ネットもない時代、ルールをそこから学んだのを覚えています。ギャンブル狂時代という確か12巻だったと思うのですが、栄養剤を飲み、頭に点棒を刺して麻雀に興じる姿は、後後になって「ああ、これか、この状態か」と独り言ちた経験もあります。そこで描かれる遊びは「とても真剣」に見え、子供ながらに、なんか大人てすごく楽しそうだ!と思えていました。そこからずっと愛読をして、一話完結を守りながらも、変化を恐れないスタイル、例えばいつの間にか下町人情お巡りさんになった勘吉、新しく登場するキャラクター、絶えず取り入れられる新トレンドやガジェットを楽しませていただきながら大人になりました。

ウチに200巻ありますが、正直かなりのスペースを取るのですが、、、息子がいつかハマるときまで大事にとっておきます。最初の方の巻にはバーコードもありませんよ(笑)「これなに?バーコードないよ?見本?」とか言われるかもしれません。いや、彼の時代には一周まわってバーコードが無くても「本を表紙画像で金額を認識する」システムとか登場しているかもしれませんね。すでにお菓子などはパッケージの全面に見えないようにバーコードを印刷する技術があって実用されているというのも見たことがありますし。どんなに世界は進んでも「こち亀の人生を楽しむ原点」はずっと色褪せないと思います。

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