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芸の肥やしの紙頼み。 [涙活]

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こんにちは、泣語家の泣石家 霊照です。先日、寄席芸人伝の1巻2巻をご案内したのですが、3から5巻まで継続購入して話し足りないのでトピック再燃です。いやあ、この本面白いですわぁ。何が良いって、登場人物は架空の方々なのですが、物凄い生き生きしているんですよ。時代設定も絶妙で、戦時中だったり、戦後間もない頃だったり、日本が復興して演芸が元気な頃だったりと、一定の時代の枠の中で、実に様々なバックボーンの噺家、芸人にフォーカスをあてています。人生ドラマだなあ。キャバレーのお姉ちゃんのヒモになったダメダメな前座の小僧が、成長してやがて真を打つ様になると、自分を引っ張って来た女性は年を重ねて需要が無くなり立場が逆転していく…。女性の決断とその噺家のセリフにもうね、涙が出て来ました。絵はコミカルなんだけど。

ストーリーがいいことが最大のオススメ点ですが、次点として「落語用語が覚えられる」のも嬉しい点です。ワリ=給金とかフラ=持って生まれた笑いの質とかセコキン=反応の悪い客とか。その他、ここではちょっと書くのを躊躇われる隠語もあったりして、一人ほくそ笑んでしまいます。現代に流通している言語なのか定かではありませんが、その独特の言い回しから、時代と心意気を学んでいる気がしますね。主人公だけじゃなくて、その周りで主人公をけなしたりする、ガヤキャラクター達も秀逸。なんだろう、どことなく赤塚不二夫さんを読んでいる気にさせるタッチです。コミカルなんだけどやっていることはシリアスに人生ドラマ。だから嫌味なくスッと入って来やすいのかも知れないですね。落語漫画の枠に止まらない名著と認識しておりますよ、エエ。

この本は、割と入手困難本に指定されていて、それでも別の出版社やムック版もあるようなので多様に手に入れられます。Amazonで探すと真っ先にKindle版がリスティングされてくるんですが、こういう本はやっぱり紙だと。やっぱり端が茶色がかって来ているぐらいの古本が、味があって良いと思うんですよね。何が何でも真っさらな新しい本の方がベターということはないです。寄席芸人伝は確実に「古本」の方が読んでいる雰囲気が良く、ストンと落ちる。綺麗すぎるのも考えものだということですね。本は中身によって、その外見が変わっていくことに、オリジナリティが出るということに気づけませんでした。落語漫画だと、昭和元禄落語心中がありますが、あれちょっとBLっぽいタッチが苦手なので、、、アニメが好きでしたよ、面白かった助六さん。

カルチャーから伝統を識る。日本ならではですね。



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