出発を遅らせるのは、誰だ? [旅「アジア」]
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寝袋の中で目覚めると、すでに空は明るかった。窓の外に広がるのは、まるで水色のペンキを一面にぶちまけたかのような空間。出発日和。歯を磨いているとドアがノックされた。口を泡でいっぱいにしながらドアを開けると、「そろそろ出発しよう」おっさんがいつもと変わらない赤ら顔で言った。ホセ、エドワルド、リョウスケものそのそと起き上がり支度を始めた。エドワルドの額には絆創膏が貼られている。もう平気だろうが、ずいぶんショックだったろうな。そんなことを思いながら僕は朝食のビスケットをかじった。かじりながら5枚は昼食に残しておこうと、すぐに別なことを考えた。中国を抜けるまで贅沢は敵だ。一元でも節約。一同支度が済むと、外に出て車に乗り込んだ。だが、おっさんはなかなか出てこない。「お前が遅れてどうする。なにやってんだか・・・」。呼びに行こうかなと思っていると、宿の入口から慌ててこちらに走ってくるおっさんの姿が見えた。
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2006-05-17 20:50
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コメント(2)
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なんかリアルっぽくて嫌だぞ!Σ(゚д゚)オイオイ
by ヨースケベ (2006-05-18 12:13)
>ヨースケベさん
期待に添える内容ではなくてごめんなさい!
結構ふつうでした・・・。
by 泣石家霊照 (2006-05-23 01:59)