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夕日に見とれていたら、マサイ族に携帯の使い方を尋ねられた。 [旅「アフリカ」]

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ナイロビからアンボセリ国立公園へは車で5時間。窓を開けていられないほど砂埃がひどい。ドライバーのドミニクはやけにおしゃべりだった。国立公園へ入ると辺り一面が荒野だ。公園は柵で囲われたものだけじゃないと知った。一時間も走ると、シマウマには驚かなくなった。インパラの群れが遠巻きにこっちを見ている。双眼鏡で彼らを追う。面白いのは、車の前を横切るとき小走りになること。横断歩道を、右折車に申し訳なさそうに小走りで渡る女子高生を思い出した。サファリの夜は早い。日が沈みかけたころ、パトリックが作ったカレーを頬張りながらトイレに立った。トイレの前に男がいた。男はマサイ族だった。困った顔で携帯を見てくれと言う。フランス語に設定されていたので、適当にいじって返した。ありがとう、どういたしまして。こんなシンプルな会話もドラマだった。




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コメント 2

はつうみさん

このタイトルおもしろいね。なんでだろう?
by はつうみさん (2005-07-24 14:34) 

泣石家霊照

>はつうみさん
コメントありがとうございます。
いや、ケニアパワーです。アフリカン。
by 泣石家霊照 (2005-07-26 00:30) 

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