SSブログ

首なが鳥と言われていた名鳥のお話しを迷調子で。 [涙活]

IMG_8242.JPG
こんにちは、泣語家の泣石家 霊照です。先日、第26回あそ美の落語会での落語が無事御開きとなりました。ご来場のお客様、誠にありがとうございます。昨年の10月にゲスト出演させていただいたこの会、今年からレギュラーで参加させていただく運びになり、ご縁に感謝しております。所属メンバーの方々はもともと、ある落語教室の御同朋で、クラスが終わってからも定期的に発表の場を設けようと「あそ美の落語会」を発足されました。年に6回、偶数月のはじめの日曜日ということで年間スケジュールを組んで、運営しております。最年長の82歳の大ベテランをはじめとして個性豊かな諸先輩方ばかりです。皆さんの幾つになっても向上しようとする心は、とても勉強になります。渋い「噺」の選択も注目のしどころです。「紫檀楼古木」や「鼻利き源兵衛」、初めて利きましたよ。音源は小さん師匠の全集にしかないそうで、その全集をその一話のために買った(しかもセット売り!)というから本気度が伝わります。

かくいう僕は、「つる」をさせていただきました。この話は、あわて者の八五郎がご隠居の家にモノを訪ねに行くところから始まるのですが、前座噺でありながら工夫のしがいがある面白い話です。おうむ返しというジャンルです。覚えた話を他の人に聞かせる時の、いい加減さが面白いところです。よく先生に人物描写をしっかりするようにと言われます。それは、その時にそのキャラクターがどのような気持ちで「話す相手を見て」その「関係性において」言葉を発しているのかということと理解をしています。「つる」は複雑な人物像を描くことをしなくても話がポンポンと進んでいく反面、八五郎の「憎めないあわて者」の感じや、「本当は適当なんだけど格好つけたいご隠居」の人物をきちんと伝わるように描いて行きたいです。さて、4月は久々の「真田小僧」に挑戦します。落語デビューとして練習したこの話。生意気な金ぼうは素直な自分には出しずらいですが(笑)、嫌味なく小賢しく作っていきいと思います。

次回は、4月5日(日)12:30~、両国亭 あそ美の落語会にお越しください!

nice!(0) 
共通テーマ:旅行

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。