SSブログ

人形が殺されるという表現自体が、謎だ。 [日常]

IMG_6759.jpg
こんにちは、泣語家の泣石家 霊照です。高木彬光著の「人形はなぜ殺される」を読みました。落語の先生のオススメしていた古典作品で、1955年上梓された戦後の本格推理小説です。何回かに渡り見立て殺人が行われるのですが、ページが進むにつれてその理由が明らかになり、グイグイと惹きつけられていきます。お馴染みのアリバイトリックあり、終盤には「読者への挑戦状」ありで、読者を楽しませようという著者の気持ちがより伝わってきます。この「読者への挑戦」、ある作品に出会う度にチャレンジするのですが、まあ当たらない。シーンを想像しながら謎を解く、これ、名探偵以上の力ですよねぇ。

黒ミサや奇術倶楽部とちょっと現実感から離れた舞台設定ではあるのですが、時代設定と相待ってこのストーリーに一種の気味の悪さを加えるいいスパイスになっています。奇妙な口癖の傴僂の詩人の役割もいいですね。ダークホビット的な感じで。定番の呪いの歌も登場します。推理小説の古典というと、エドガー・アラン・ポーの「黒猫」やアガサクリスティの「そして誰もいなくなった」、ヴァン・ダインの「僧正殺人事件」など海外物を思い浮かべていましたが、日本小説の骨太さに、足元をもっと良く知らないといけないなと、褌を締め直した一冊となりました。あ、ブリーフ派ですけど。


nice!(0) 
共通テーマ:旅行

ピースと思い出を積み重ねる。 [日常]

IMG_6735.jpg
こんにちは、泣語家の泣石家 霊照です。息子の積み木遊びを一緒に楽しみながら、「積み木、いいな!」と見直しています。絵を描くこともいいですが、積み木は3次元で立体的に考えられるのがモアベターです。ピースとピースの積み重なりを精緻に作る集中力と、ピース同士の中心点を合わせていくバランス感覚と、次にどう構造を広げていくか先読みしながら作る展開力とが試されていると思います。ウチは2種類のメーカーの積み木をがっちゃんこして、ピースの数を増やして遊んでいます。そうすることで、奥行きがマチマチだったり、三角形の傾斜の角度が異なったり、片一方には無い形状のピースがあったりと多様性に富んだセットで遊ぶことができます。幅が違うのは、結構致命的で油断するとすぐにバランスが崩れるので、気をつけないとなりません。

もっぱら制作テーマは「家」が多いのですが、トミカなど車のおもちゃとの合わせ技で「車庫」という渋い作品も登場します。まあ、車にとっての家が「車庫」な訳で、構造物として作るのは必然性があるものですよね。同じ感覚で、今度は「動物の檻」や「鳥かご」にもチャレンジしていきたいと思います。そういえば、円柱のピースが結構あるのですが、これを使うと「ローマ時代」の建築物に見えてくるので不思議です。日本の伝統的な家屋の柱も円柱が多いのでそんなことは無いのですが、過去になんらかの強烈なイメージが僕の中にあるのは確かですね。映画スパルタカスとか300(スリーハンドレッド)とか、あの時代を想起すると結構気持ちが高ぶりますね。まあ、そんな思いを抱きながら父親が、ピースを魂込めて重ねてるとは息子は知る由もないですが(笑)


nice!(0) 
共通テーマ:旅行

モンスターが東京にやってきた。 [日常]

IMG_6655.jpg
こんにちは、泣語家の泣石家 霊照です。表参道の新しいアートギャラリー「MAT」のオープニングイベントに行ってきました。気鋭のモールアーティスト「フジサキタクマ」と相棒「トマソン」両名のアジトです。フジサキタクマ氏は、本ブログでも何回かご紹介していますが、モールでなんでも作る、敢えて呼ばせていただきます天才アーティスト!その作品の幅と制作モンスターの造形アイディアは年を経るごとに進化。円谷プロからのカネゴンの制作依頼や、BEAMSとのコラボレーションも果たし、一昨年にはTV番組化もされています。表現の広がりは留まることを知らず。僕としてはスターウォーズやレゴ、ファミコンのボコスカウォーズに通じているなと感じています。地球公害の影響から生まれたような造形美と、ディティールのデザインが本当に格好いいです。フジサキ氏、モールという素材にこだわりすぎて、ストライプ柄モールを特別発注しています(笑)半端ない!見習いたいこだわりっぷりです。

IMG_6658.jpg

相棒の「トマソン」氏は、今まで存知上げなかったのですが、毎日モンスターを描いているアーティスト。代表作である一本足の木のようなクリーチャーが、ギャラリーに造形化されて展示されていました。フジサキさんと相性のいい相棒だなぁと思いましたよ。もっと色々な作品を見てみたくなりました。本ギャラリーでは購入ができるので、気に入った作品をその場で持ち帰ることができるのが嬉しいですね。今後、どしどしイベントも計画しているそうで、モールで作品を作るワークショップなどが展開されそうです。僕も一度チャレンジしたことがあるのですが、その時は「剣」を作りましたよ。モールをネジネジしていくのが最初は大変ですが、慣れれば手際良くできるようになりますよ。制作手順は作り方ブックも発売されているので、そちらを参考にしてもいいですね。さてそんな新しいスタートを切ったお二人ですが、早速台湾で展示会をするとのこと。グローバルなご活躍、今後も楽しみにしています。


nice!(0) 
共通テーマ:旅行

お江戸両国亭での落語会は気持ちが入ります。 [涙活]

IMG_6692.jpg
こんにちは、泣語家の泣石家 霊照です。先日、ゲスト出演させていただいた「第24回あそ美の落語会」無事に終了いたしました。ご観覧の皆さまどうもありがとうございます。午前中の雨が続くのを少し心配しましたが、午後はちょうど上がり良い足元となりました。それにしても両国亭はいい会場ですね。高座は既存設置で、椅子の片付けもせずとも大丈夫、楽屋も男女分かれていて畳に姿見も完備。演者にとても優しい会場ですよ。この会には、アマチュア落語家のみずどり家 梅一さんにお声掛けいただき参加させていただきました。元々は、とある落語教室の卒業生が集まって定期的に発表会をしようという試みから始まったとか。レギュラーメンバーは決めつつ、毎回ゲストを誘うことで刺激を加える方法で会を構成をしているそうです。変化があっていいですね。

IMG_6688.jpg

メンバーの最高齢はなんと88歳とのこと。すごい…。この日も82歳の方が高座に上がっていました。どれだけ歳を重ねても高座に上がるという心意気と、それを可能にする落語の柔軟性、両方素敵ですね。「生きがい」にもなることができる伝統芸能なんてそうそうないですよ。自分がやるという観点からですね。僕のこの日のネタは「転失気」。ある和尚さんが「転失気」という言葉がわからないけれど、知ったかぶりをして失敗する滑稽話です。テンポがいいので演っていて気持ちがいいネタです。また、子供にもわかりやすく、子供が好きな少々下品な(笑)ネタなので、今度は幼稚園児や小学生にも聞いてもらいたいなと思います。そういえばラクビーW杯の日本の快進撃が止まりませんね。僕は、ラクビーは初心者なので知ったかぶりをしないように気をつけます。

nice!(1) 
共通テーマ:旅行

胸がラムラムしちゃう、酸っぱい誘惑。 [日常]

IMG_6349.jpg
こんにちは、泣語家の泣石家 霊照です。僕の好きなラムネのもう一つの黒い顔がこちらです。まさに、ブラックデビル、赤い悪魔。病みつきになる感がハンパない。40歳を超えて尚、電車の中や駅のホーム、会社から帰る道すがら、とにかくこいつを食べてます。そして噛み砕いてます、粉々に粉砕、意味被ってますけど。これのすごいところは、コーラだけでなく、レモンを入れたところなんですよね。これ絶対そうだと思います。レモンって、タブレットの代名詞というか、こういうお菓子でハズレがないじゃないですか。それでいてビタミンCがそこそこしか入ってなくても「C」感は強烈です。実際キャベツの方がビタミンC多いらしいですからね。でも、レモン。すごいユーティリティープレイヤーなんですよね、レモンが。響も可愛いし、色も鮮やか、強いですよ。

そして、言わずもがなのコーラですよね。門外不出のレシピなのに、コーラ味ってできちゃうんだというか、コカ・コーラのレシピですよねそう言えばクローズドなのは。ジョルトコーラ覚えてますか?ビートたけしさんがCMしていた[×]?2倍のコーラです。何が2倍だったですかね、カフェインだったかな確か。当時は量が2倍の方が嬉しかったですね、そんなコーラありませんでしたがね。ラムネだけど、コーラ味でレモン味という不思議な食べ物。じゃあ、ラムネ味ってのは何の味なんだ!?なんて野暮なツッコミはお辞め遊ばせ。だって美味しいですから、これ本当ですよ。しかも、ぶどう糖たっぷりというか、ぶどう糖の塊なので、頭にエネルギーも注入されます。素晴らしいですね。ビジネスマンだったら会議やプレゼンのお供にもうってつけです。森永さん万歳!

新しいビジネスパートナー。ラムネ。古いかな(笑)

nice!(1) 
共通テーマ:旅行

涙は二つの場所から流せるなんて、贅沢だ。 [涙活]

IMG_6527.jpg
こんにちは、泣語家の泣石家 霊照です。先日、第四回泣き唄&泣語LIVEが終演いたしました。お越し下さった皆さま誠にありがとうございます。今回は実に初回ぶりにメンバー三人が揃いました(笑)。松本さんは日々全国を飛び回っているし、太陽兄さんはメディアの仕事や収録、イベントで昼夜を問わずだし、僕は娘のオシメを替えるマシーンだしw中々三人が揃って打ち合わせもままならないのですが、LINEさんというテクノロジーに助けられて無事に本番を迎えることができました。あ、あと今回から「涙活事務局」が立ち上がりまして、その事務局長にも大変サポートいただいたのが大きかったです。

さて、お陰様で予約の段階で40名を超えるお申し込みをいただきまして、セロトニン道場の床が抜けて「同情」するんじゃないか…え〜コホン。とにかく、かなりパンパンの状態でヤバいんじゃないかなと、出演者一同ハラハラしておりました。セロトニン道場は40人はMAXギリギリガールズの人数なので、あボーイズもいていいんですけど、人数が多いとお客様は緊張するし、特に体の距離が近くなるほど「泣く」状態とはほど遠くなりますからね。やっぱり適度な距離感があるパーソナルスペースを保てる内容でぜひ、聴いて頂きたいと思っています。あと、クローズドの空間は大事ですね。集中できるという。

僕の今回のネタは2つ。途中に落語の一節を交えて、緊張と緩和の波を作ろうと努めました。一話はアレンジして「主人公が酩酊している」というステータスを付け加えたのですが、果たしてそこにお客様は面白味を感じてくれたか…。落語の所作で勉強したことを、泣語に取り入れていく。うまく融合していくことで、この先の道が見えてくると信じています。まあ、砂利道かもしれないですが。いや獣道か?罠が欲しいな、ワナワナ、興奮。今回、終了後にお二人の方にお声がけいただいて嬉しかったですね。嬉しすぎてお一人の女性を女流泣語家の第一号にどすか!?と聞いちゃいましたよ!フラれましたけど。。。

そんなこんなで、わちゃわちゃな会でした。今回は、寺Pをはじめ、福島涙活の猪狩さんや、元 泣石家芭蕉さんも来てくれて嬉しかったです、ありがとうございます!
IMG_6504.jpg
nice!(0) 
共通テーマ:旅行

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。