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人類皆兄弟、そうだい! [日常]

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こんにちは泣語家の泣石家 霊照です。帰りの電車の中で宇宙兄弟37巻を読んで涙が出てきました。一部ネタバレになりますが、この巻で語られているエピソードの中で、主人公のムッタと弟のヒビト兄弟が小学生の時に、京都まで自転車で500kmの旅に出るというのがあります。もちろん子供達だけで行くことに父親は反対、条件として自分の従兄弟を伴奏車として付けることで旅を許可します。

二人は、時折父の従兄弟の軽トラで自転車ごと運んでもらい、休憩をとりながら京都を目指しました。途中、夜の道で弟の自転車のライトが消えていることに兄のムッタは気づき、後ろから前方を走る弟の車輪を照らしながら、自分の自転車を走らせました。すると、弟はそれに気づきながらも声をかけることなく、自転車のスピードを緩めて兄のスピードに合わせて足を回し始めました。父親はこのエピソードを

「優しさに気づくのもまた優しさ、世界的な注目があろうとなかろうと、足元をそっと照らしてやり、さりげなく速度を揃えてやる、あの夏の兄弟の姿勢のままで何かを成し遂げてくれれば親としては何も言うことはない」

と締めくくります。二人の宇宙飛行士を育てた親として、インタビューカメラの前で話すのです。面白いところは、伴走車の父親の従兄弟は実は父親の変装。だからこのエピソードが語れたと言うところなのですが、それ以上に「優しさに気づくのもまた優しさ」と言うところにグッときました。大変な世の中ですが、必要以上に他人の言動に反応することなく、「他者の持つ優しさに気づける心」に自分自身の心を整えたいと思いました。一人ひとりが、隣の人の優しさに気づけたら、日本の危機は必ず静まると信じています。


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