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その叫びは、文字の間からこだまする! [日常]

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こんにちは、泣語家の泣石家 霊照です。
葉真中顕氏の「絶叫」を読みました。3cmはあるぶ厚い長編ミステリーです。誰かミステリ好きのブログで、その女、アレックスとこの本が「大どんでん返しがすごい!」と紹介されていたので、気になった読み始めました。知れば、週刊文春2014年ミステリーベスト10の第6位、このミステリーがすごい!!2015の第11位にもノミネートされている評判の作品でした。

さて、その感想はというと…読み応え抜群!誤解を恐れずに言えば、すぐ側にありそうな社会の影の部分がリアルに表現された秀作だなと思いました。もちろん「大どんでん返しは、わからずw」。一人の平凡な女性が主人公なのですが、その人生の凄まじいまでの転落というか転調、しかもそれが徐々に本当に少しずつ確実に下がっていくという怖さ。

主人公に限らず、世の中の全ての人に起こりえるシナリオであるなと身震いを覚えました。そして主人公の生への執念、執着。その鋼鉄のような意思にいくつかの知識と偶然が揃って始まる恐るべき計画。うーむ、一気に読み進めました。その境遇に同情する面もあり、そうも行かない部分もあり社会構造を改めて考える、機会にもなりました。

おすすめの長編「絶叫」です。



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